スタイルカンパニーの基礎工事
2019.11.17
こんにちは!スタイルカンパニーの吉岡和也です。
今日は、スタイルカンパニーのお家の工事の中の、基礎工事をご紹介します。
基礎工事っていうと、なんか難しそうですよね。。。
だけど基礎ってお家の一番下を支える、とても大切なところなんです。
輸入住宅って言うと、よく知らない方から「見た目だけ」とか「張りぼて」とか「所詮外国から入ってきた家なんて日本の家より性能が悪い」とか言われることもありますが、造ってるのは日本人なんです。
日本の家が優れているのか、海外の家が劣っているのか、については以前にブログで書いたので、気になる方はコチラから見てください!
スタイルカンパニーがどうやって基礎工事を行っているか、ご紹介します。
基礎は、コンクリートと鉄筋を使って作ります。
人間の体でいうと鉄筋が骨でコンクリートが筋肉みたいな感じです。
スタイルカンパニーで建てるお家は全棟、耐震等級3のお家です。
構造計算を必ず一邸づつ行い、その構造計算によって鉄筋の本数や基礎の形状が決まっていきます。
これが基礎の全景です。コンクリートを打設する前の段階です。
地面の中に、溝のようにへこんでいるところがあるのがわかるでしょうか?
これは地中梁(ちちゅうばり)といいます。
地面の中で、基礎の立っている部分同士を繋いでいる梁、という説明で伝わるでしょうか?
1階の床を支える重要な役割があります。
「木造住宅では必要ない」とか言われることがありますが、スタイルカンパニーでは構造計算に基づいて、必要な部分には地中梁を造ることが必要だと考えています。
地震が起きた時、「大丈夫だと思った」「想定外だった」では済まされません。
最大限の努力をするべきです。
木造住宅でお金をかけて構造計算する必要などない。簡易計算で十分。
残念なことに、建築業界ではそんな根拠のない見込みが蔓延しています。
スタイルカンパニーは、根拠のない楽観視はしません。
建築のプロとして、人の命を守れない家、人を傷つける家は造っていけないと思います。
お金は多少かかるかもしれないけれど、必要経費です。
そこにお金をかけないで、むしろ手を抜いて、それよりも見た目の良いところ、例えばキッチンのグレードを上げてより良く見せて、よりたくさんの家を売って利益をたくさん出す、そんな考えの人は建築をするべきではないと考えています。
A社とスタイルカンパニーが「同じ予算」で家を造ったら、もしかしたらスタイルカンパニーのほうが地味に見えるかもしれない。だけど絶対に安全な家を造りたいと考えています。
コチラは防湿シートの写真です。
鉄筋の下にビニルシートのようなシートが敷いてあります。
これは、基礎の下から家の中に湿気が上がってこないようにするためのシートです。
地下には必ず湿気があるので、このシートはとても重要です。家の寿命にかかわります。
そしてスタイルカンパニーでは、シート同士を色のついたテープで留めます。どこで留めてあるか、留め忘れがないか、破れたシートの補修がきちんとされているか、パッと見てわかるようにしています。
これは、かぶり厚といって、コンクリートの厚みを測ってチェックしています。
筋肉であるコンクリートの厚みを確認しています。
コンクリートはアルカリ性です。
酸性雨が掛かると、アルカリがだんだん伝わっていき、アルカリ性から中性へと劣化していきます。
するとどんどん酸性雨が筋肉であるコンクリートの中に入っていき、鉄筋に水がつきます。
すると中の鉄筋が錆び、膨らんでコンクリートがどんどん割れていきます。。。こんな流れでコンクリートが寿命を迎えます。
また、コンクリートは圧縮に強く、鉄筋は引っ張りに強いという性質があり、この2つの性能を組み合わせることでより強い性能を引き出しているのが鉄筋コンクリートなんです。
だから、筋肉、コンクリートの厚みは非常に重要で、しっかりとチェックしてからコンクリートを打設することが本当に大切なんです。
スタイルカンパニーではさらに強い基礎にするために、コンクリート改質剤を使用しています。
この薬剤を使用して基礎を造ると、14倍長持ちするというデータがあります。
詳しくはこちら!
スタイルカンパニーはしっかり検査をして、工事をしています。
現場の責任者はスタイルカンパニー4兄弟の次男、りょう君です。
「良い家」の判断基準は人によって違います。
安い家が良い家という人もいれば、高い家が良い家という人もいます。
スタイルカンパニーは、
長持ちすること。
次の世代に愛してもらえること。
だと思います。
そのためには、当たり前に屈強な家でなければいけません。
プロとして、プロに誇れる仕事を目指します。