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BLOGスタッフブログ

工務店の裏側のお話①

2019.10.11

こんにちは!

スタイルカンパニーの吉岡和也です。

今日は、工務店の裏側のお話を書こうと思います。

長くなるので、不定期に、何回かに分けてになると思います。

 

工務店の裏側のお話①は、現場の管理についてです。

現場の管理というとどんなことを想像するでしょうか?

例えば掃除がしてあるかとか、安全管理はできているかとか、人によってイメージする事が全然違うと思います。

 

現場には、現場管理をする、現場監督という人がいます。

スタイルカンパニーでいうと、4兄弟の中の次男のりょう君が新築工事の現場監督、三男のじゅんぺい君がリフォーム、リノベーション工事の現場監督です。

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先程書いた、現場管理、すなわち現場監督のお仕事は、現場の統括です。

ですから材料の手配から現場の安全管理、清掃、工程管理からご近所の挨拶まで、工事着工してから完成までの全ての責任者が現場監督なんです。

現場監督さんは、多忙を極めています。電話が鳴りっぱなしの時もあります。

人口減少が進み、建設業会で働く人も減ってきている中、働き方改革ということも言われており、業務の内容も変わりつつあります。

ただ、あまり効率化を進めすぎると、ものづくりの現場では不具合も起こりやすくなります。

こんな話を、工事していただいている職人さんから聞きました。

 

スタイルカンパニーではない、他のリフォーム屋さんの現場へ工事の応援に行った時の話です。

タイル造りの立派なお風呂からユニットバスに作り変えたいとのご要望。お客様は脱衣所から段差をなくした、バリアフリーのお風呂にするのがご要望でした。

しかし出来上がってみたら、お風呂に入る手前に大きな段差が。

お客様はもちろん困っちゃいますよね。

なぜこんなことが起こったかというと、色々な原因があると思いますが、私が思うに一番は現場監督の管理が行き届いていなかった事が原因ではないかと思います。

現場に入るときに、知識のある人が現場を見れば、段差をなくす事ができるかできないか、どうしたら出来るのか、一目瞭然です。私も現場経験があるので分かります。

ではなぜそうなってしまったのか。

話を聞いてみると、そのリフォーム会社の監督さんは現場に来ないそうなんです。

電話もなかなか出ない。だから現場の職人さんが困ってしまって、変な責任を負いたくないから、やれるように作業をやっていってしまう。

そんな事の積み重ねでトラブルにつながってしまうことも多いようです。

そういった会社は意外と多いんです。

大きな住宅会社さんでも、監督さんは現場に行かない、という考え方の会社もあります。

そういった会社さんは、職人さんに写真を撮ってもらって写真で現場を確認しています。

あとは、社内に現場監督がいない、現場監督を外注するという会社もあります。

また、職人さんが監督業務を頼まれて、職人+現場監督として動いている会社もあります。

 

自分がお家を造るお客様の立場だったら、当たり前にしっかり現場管理をしてほしいですよね。

 

それでも、きちんと現場の運営ができていれば全く問題ないと思います。

ちなみにスタイルカンパニーでは、監督のりょう君とじゅんぺい君が現場に1日1度は必ず顔を出して直接チェックして、職人さんと打ち合わせをしたりしています。

業務を簡略化して働き方改革をすることはもちろん大切だと思います。

だけどそのためには、現場に行く事ができないのであれば画像のやりとりで確認をしたり、責任のある人が、お客さまの財産を預かっているという責任と自覚をもって指示と確認をしなければいけないと思います。

私たちスタイルカンパニーも、そんなお話を聞き、反面教師として、自らの襟を正して行こうと思います。

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