守山区 お城のようなお家 断熱工事
2019.06.14
こんにちは!
スタイルカンパニーの吉岡和也です!
守山区のお城のようなお家の断熱工事をレポートしていきます。
守山区の現場では、断熱材「アイシネン」の工事を行いました。
アイシネンというのは発泡ウレタンのような断熱材で、現場でスプレーを吹き付けるとモコモコ膨らんで隙間を埋めてパンパンの断熱層をつくる、という断熱材です。
このアイシネンは、見た目よく似ている類似品の発泡ウレタンの断熱材とは性能が全く違います。
何が違うかというと、一番の大きな違いは「水を吸わない」ということです。
A社の発泡ウレタン、B社の発泡ウレタン、アイシネンの3種類のカットサンプルを手に入れ、洗面器に水を入れて、浮かぶかどうか実験したことがあります。
結果、アイシネンだけが浮いて、残りの二つはすぐに水を吸って底に沈んでしまいました。。。
どういう意味かというと、断熱材は冬の場合、室内側は暖かく、外は寒い、その境界に位置します。
だから、常に結露と隣り合わせなんです。
そして、万が一結露した時に断熱材が水を吸ってしまうと、断熱材の断熱効果が無くなってしまうんです。
だから、断熱材に水を吸わないという性能はすごく大切なんです。
そして、今回のお城のようなお家は、構造を強くするため、「二重壁」という壁がありました。
何かというと、字の通り壁を二重に造るんです。
ただ、そうすると問題があって、断熱工事ができないんです。
通常、上棟が終わった後にお家の中から断熱工事をするんですが、壁を二重に造らないといけないところは外側の断熱層に断熱材を入れられない、ということになります。(グラスウールやロックウールなら、事前に断熱材を入れた壁を上棟の時に建てればよいのですが、現場発泡だと工程のタイミングが合わないので不可能なんです)
そこで、今回は特殊な方法で工事をしました。
外から断熱です!!
そのまんまです笑
外側の合板を貼らずに置いておき、断熱が終わってから合板を貼る工事を行いました!
いよいよこれから大工工事、そして外装工事・屋根工事も始まっていきます!!