え?コンクリートに寿命があるの?
2019.06.03
コンクリートに寿命があるって聞いたことありますか?
そもそもあんなに硬くて重いんだから、長持ちすると思って寿命なんてこと考えたこともなかった。。。
普通そうですよね。
あんなに硬くて重いもの、当然長持ちすると思いますよね。
でも実は、コンクリートって寿命があるんです。
そしてそれは、50~60年って言われています。
もちろんコンクリートを打設するときの配合、水の量、管理の仕方によってもかなり変わるのですが。。。
何が言いたいかというと、いくらお家が長持ちするように造って、メンテナンスをしても、60年でコンクリートの寿命が来ると、家は60年しか長持ちしなくなる、ということになってしまうんです。
でも、アメリカやカナダ、ヨーロッパのほうに行くと、築100年以上の家がたくさん建っているんです。
どうしているのかというと、家を持ち上げてコンクリートの部分を造りなおしたりしているんです。
本当に??と思うと思いますが、本当なんです。
だけど、そんなことをしなくてもコンクリートが長持ちする方法があるんです。
実は、高速道路やトンネル、岸壁や電柱などのコンクリートは、その方法で造られているんです。
それは。。。
「コンクリート改質剤をコンクリートの表面に塗る」。それだけです。
なぜそんなことでコンクリートが長持ちするんでしょうか??
実は、コンクリートの表面には小さな穴がたくさん空いています。
そして、コンクリートの中にはマグネシウムやアルミナという金属成分がたくさん含まれています。
で、コンクリート改質剤の成分は何かというと、液体状のガラスなんです。
この液体ガラスをコンクリートの表面に塗ると、穴に入って行って金属成分と接触するとガラス質になって固まり、コンクリートの中にガラス成分をどんどん形成していくんです。
古代の遺跡に、パルテノン神殿というものがあるのを学生時代の教科書や、映像で見たことのある人も多いと思います。
何千年も前の意思の柱がなぜ残っているのか?それは、パルテノン神殿の柱は石だからです。
なぜ石は残るのか?
それは、石の中に水が入って劣化させないように、石のガラス質が守っているんです。
コンクリートの中を石のようにガラス質を多く変化させることで、水が染み込みにくいコンクリートを造り上げるんです。
コンクリートに水か染み込まないと、コンクリートの中に入っている鉄筋に水がつかないように守られるので、コンクリートが長持ちするんです。
多くの場合、コンクリート(アルカリ性)の中に水(酸性雨)が染み込んでいって、〈アルカリ性+酸性雨=中性化〉して脆くなり、どんどん水が染み込んでいって鉄筋が錆びてしまい、錆びの分だけ鉄筋が大きく膨らみ、コンクリートが割れてどんどん劣化していく、という流れなんです。
スタイルカンパニーでは、お家がきちんと長持ちするよう、全てのお家でこのコンクリート改質剤を基礎に塗っています。
あまり見ないところですが、とても大切なところです。
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