日本の家が長持ちしない理由 -メンテナンス編-
2019.06.02
こんにちは!
スタイルカンパニーの吉岡和也です。
今日は、お家のメンテナンスについてお話をしたいと思います。
日本の家が世界の家と比べて平均寿命が短い理由の一つに、メンテナンスがあります。
なにが言いたいか端的に言うと。。。
「日本人はお家のメンテナンスをしない。」
「欧米の人たちはお家のメンテナンスを当たり前に家族でやる」
ということです。
お家って、建てたらそのままでいいと思っていませんか?
トム・ソーヤの冒険で、トム・ソーヤが柵や壁のペンキを塗っているシーンが出てきたり、他の映画でも家族で壁に色を塗っているシーンがあったのを思い出しませんか?
そうなんです。
お家って、壁の色を塗ったり、外壁を直したり、雨どいを直したり。。。実はメンテナンスをすればするほど長持ちするんです。
欧米の人たちは、子どもの頃から家族や近所の人と一緒に家をメンテナンスする習慣があるので、それを当たり前だと思っています。
人間の体は、定期検診を受けていて、例えばガンが見つかった。手術をして完治しても後から再発、ということもあったりします。
だけどお家は細かく点検をして、こまめに悪いところをしっかり直していけば、基本的には良い状態のままずっとコンディションを保つことができるんです。
日本で一番よくつかわれている外壁は、サイディングといいます。
規格サイズのサイディング板を外壁に固定していくのですが、この板と板の接合部分を埋める、コーキングという材料が8年くらいで寿命を迎えます。
だからサイディングで造ってあるお家は、8年に一度くらいの間隔でコーキングの打ち直し工事と、外壁の塗替え工事をしなければいけないんです。
↓↓↓この建物も、屋根を直したり、外壁を塗りなおしたりしてこまめにメンテナンスされています!
だけど、コーキングの打ち直し工事と塗装工事をすると、100万円以上のお金が必要になるので、皆さんどうしようか。。。と悩み、見た感じ大丈夫そうだからもう少し待とうか、となるご家庭も多いのが現実だと思います。
ただ、あまり長く放っておくと、コーキングが寿命を迎え、そこが割れて水が入り、中の壁に悪影響をもたらす。。。そんなこともあり得ます。
これを防ぐには、
1.プロに頼まず自分(家族)でメンテナンスをする。
2.毎月2万円(2万円×12カ月×8年=192万円)、メンテナンス貯金をする。
3.お家を建てる時に、塗替え不要の外壁を選ぶ。
この3つの選択肢があると思います。
どれも正解ですが、1.も、できないことはないし、一番お金がかからないです。
私のお勧めは、3.の、最初からメンテナンスをなるべくしなくてもいい材料を選ぶ、です。
どんな材料がメンテナンスしなくてもいいのか、次回のブログでまた書こうと思います。
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