日本の家と海外の家、寿命が長いのはどっち?
2019.05.20
先回は、輸入住宅は日本の気候に合わないのか?について書きました。
今日は、日本の家と海外の家の寿命について書きたいと思います。
「海外の家を日本で造っても、長持ちしないわ」
たまにそんなことを聞きます。
じゃあ本当のところ、日本の家と海外の家、どちらが寿命が長いのでしょうか?
解体された住宅の平均年数を調べてみると
日本 30年【住宅・土地統計調査(1998年,2003年)】
アメリカ 55年【American Housing Survey (2001年、2005年)】
イギリス 77年【Housing and Construction Statistics (1996年、2001年)】
↑↑↑これはあくまでも「解体された住宅の平均年数」なので、日本以外の国は、実際の平均寿命はもっと長いといわれています。(解体されていない、築80年以上の家が当たり前のように現存しているため)
驚きますよね。
細やかで緻密なモノづくりをすることのできる日本の家が、なぜこんなに寿命が短いのか。。。
私は、
1.世界と比較して、日本の家は圧倒的に性能が低かった!!
2.次の世代が受け継ぎたいと思うデザインじゃなかった!!
3.日本人は家のメンテナンスをしない!!
この3点だと思います。
書き始めると長くなるので、「性能のお話」、「デザインのお話」、「メンテナンスのお話」に分けて、次回書かせていただきます。