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BLOGスタッフブログ

名古屋市 注文住宅

2013.12.07

マニアックな紹介 パートⅡ
外壁の防水下地です
IMG_0120.jpg
見にくいですが・・・
下に見える青いシートの部分。
これが第一層目の防水層(透湿防水シート)です。
その上に木材の細い木の棒を留めて、その上に写真の白い防水層(透湿防水シート)を貼って二重構造になります。
第一層目は、アメリカのダウ社の製品でウェザーメイトプラスといいます。
一般的に販売されている透湿防水シートよりも透湿性が優れていて、アメリカでもかなりのシェアをとりつつあるようです。
第二層目は、デュポン社のタイベックというシートです。
どちらもとても良い製品です。
でも、私たちがこだわって一層目にウェザーメイトプラスを使うのには理由があるんです
今まで販売されてきた外部シートは透湿性の数値が高いことをアピールポイントにしていたそうです
冬場は屋内が暖かく湿気が上昇するので、屋内の湿気を屋外に逃がせるように透湿性が高くて問題ありません。
しかし、夏場は?と考えると・・・
夏場は冷房を使用する屋内の方が温度は低く湿気も少ないという、冬とは全く逆の現象が起こります。
そうなると湿気は屋外から屋内に向かうので、屋内に入りこもうとする湿気を効果的にシャットアウトできないと建物内に湿気がこもって、『逆転結露』の原因となります。
そこでウエザーメイトプラスは、夏場の逆転結露を考慮して、屋外から屋内への透湿性はある程度抑えても良い、すなわち「調湿」という特性に着目して開発されました。米国で認められている最適な数値範囲は5~15パーマとされています。ウエザーメイトプラスはその最適数値範囲に適合しているので、季節を問わず躯体内の健全性を維持することができるのです。
加えてこれまでの製品よりも防風性能が1.5倍位強くなっているので、建物の気密性を上げることができる。
さらに今までの製品と比べて2倍の引き裂き強度、耐久性があるのでとても強いです。
これも完成したら見えなくなりますが、良い商品だと思います。

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