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「地盤調査」ご存知ですか?

2010.06.02

「地盤調査」ってご存知ですか?
お家を建てる前に、その土地の地盤(地面)が強いかどうかを調査する検査の事です
一般的にお家を建てる前の調査では、「S.S」と呼ばれる試験を行います
これは正式には、「スウェーデン・サウンディング検査」と言います
これは地面に細い槍(ヤリ)のようなものを突き刺して25センチづつ地面に差し込んでいきます。そして、沈み方によって地面の強さを測るという検査方法です
このスウェーデン式の検査方法が一般的ですが、もうひとつ、「表面探査法」という調査方法があります
これは、地面に音波を当てて地面を揺らし、そのゆれの伝わる速さを測定して強さを測る測定方法です
この2種類にはいくつかの違いがあります
1つは、検査費用です。表面探査法のほうが、SS検査より費用が高いです
もうひとつは、試験の仕方の違いです。SS試験は細いヤリのようなものを地面に突き刺して検査するので、「点」の調査になります。
表面探査法は、地面の全体に音波をかけて測定し、地盤の強さを「面」で測定します。そして全てのデータを機械で測定し、全部のデータが数字で出てきます。
どちらがいいのか??気になりますよね
じつは、なぜ地盤調査をするのかというと、その後、基礎工事の前に行う「地盤改良工事」という工事が必要かどうか、あるいはどのような地盤改良工事が必要か、ということを判断するためにこの検査を行うのです
地盤調査で、地面が強いと判断されれば、不必要な過剰な地盤改良工事を行う必要はありません
表面探査法は、SS試験と比べて検査費用は少し高いですが、もっと精密な検査結果、段階的な判別結果が得られます
SS試験では「地盤改良工事が必要です。」という判定結果が出た場合でも、同じ所で表面探査法で検査を行った場合、「地盤改良工事をしなくても、地盤に十分な強さがあります。」という判定になる場合があります。
なので検査費用は高くても、不要な地盤改良をしなくても良くなるので、トータルで表面探査の方がお得になることがありますしかも精密な検査結果が出ているので、地盤沈下などの心配もないし、安心です
地盤改良にかかるはずだった予算が浮いたので、その分キッチンをグレードアップとかお風呂を少し広くなんてことも可能になりますね
↓↓↓写真は、Y様邸の地盤調査、表面探査法の様子です。手前の丸い機械で測定します☆
ブログ用 表面探査1
↓↓↓そしてこのコンピュータで数値を測定します
ブログ用 表面探査2

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