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今日の現場レポート

2010.05.26

今日は、津島市のI様邸の床下に潜ってきました
コンクリートを強くする工事です
コンクリートの寿命は、一般的に50年~80年と言われています
・・・マジでと思ったあなた
それはそうですよねだって高速道路とか橋とかトンネルとか、みんなコンクリートで出来てますしね。。。
どうするんですかね・・・
ご心配なく
トンネルや高速道路、橋などはコンクリートが劣化しにくいように、コンクリートを強くする薬が塗ってあるんです
この魔法の薬を塗ると、最悪50年しか寿命のないコンクリートがまさかの14倍(実験値で。)長持ちするんです
超魔術です。まりっくです。
この薬は、「コンクリート改質剤」と言います。なぜコンクリートがそんなに長持ちするのか、メカニズムを説明します。長くなるので読むのが大変な人はトバしてください(笑)。とにかく塗るだけで強くなります
コンクリートの性質は、「アルカリ性」です。コンクリートが寿命を迎えるのは、この「アルカリ性」に「酸性雨」や「二酸化炭素」が触れて、アルカリ性 + 酸性=「中性」、コンクリートが中性になってしまうという現象が原因です。
コンクリートが中性になることを「中性化」といいます。コンクリートは中性になると、モロくなってしまいます。
そのもろくなった所から酸性雨が染み込み、鉄筋が錆びます。すると錆びた鉄筋が原因でコンクリートが「爆裂(膨らんで割れる)」します。
中性化する前の健康なコンクリートには、表面に無数のすごく小さな穴が空いていて、中に「アルミナ」とか「マグネシウム」などの金属イオンが残っています。
コンクリート改質剤を塗ると、そのマグネシウムやアルミナなどの金属イオンと改質剤が反応してガラス質を作ります。そしてそのガラス質で小さな穴を埋めていきます。(目には見えません)
それによってコンクリートの表面がガラス化して、すごく密度の高いコンクリートになるのです。
古代の遺跡で、大理石で出来た柱とか屋根とか、残ってますよね!!あれは、石に石英質(ガラス質)があるからなんです。
なので、ガラス化したコンクリートは強いのです
この魔法の薬を家の外からと、床下に潜って家全体の内部にも塗ってきました
吉岡建築では、新築の全部のお家にこのコンクリートの改質剤を使って、長持ちするお家を造らせていただいております

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